新技術登録内容


1.登録申請者
会社名  東京製綱 株式会社
郵便番号・住所  〒802-0021 北九州市小倉北区高浜1−3−1
担当部署  エンジニアリング事業部 九州支店
電話番号  093-513-6111
FAX番号  093-511-2712
E-mail  fujinagak@bf.tokyorope.co.jp
ホームページURL  http://www.tokyorope.co.jp/eg/norimen/rakuseki_m/index.html

2.新技術の名称等
新技術の名称  マイティーネット工(密着型安定ネット工)
開発年(西暦)  1992年
開発体制  ■単独 □共同(民民)□共同(民官)□共同(民学)
共同研究者  
開発会社  東京製綱株式会社

3.新技術の分類
区  分  ■工法 □機械 □材料 □製品 □その他
分  類  落石対策工、法面対策工、金網及びロープ設置

4.キーワード
項  目  ■コスト縮減   ■環境の保全   □県産資材の利用促進
 ■その他(落石対策工、金網及びロープ設置、予防工     )

5.国土交通省への登録状況
申請地方整備局名 登録年月日 登録番号 評価結果
       

6.特許等
特  許 番号 実用新案 番号
 第2829825、第3111252、第1142243  

7.制度等による証明
  証明機関 証明番号 証明年月日
建設技術評価制度      
建設技術審査証明事業      
その他      

8.活用の効果
従来技術名  現場吹付法枠工
経済性  ■向上(3.0%)□同程度   □低下(  %)
工程  □短縮(  %)■同程度   □増加(  %)
品質・出来型  ■向上     □同程度   □低下
安全性  ■向上     □同程度   □低下
施工性  □向上     ■同程度   □低下
環境  ■向上     □同程度   □低下

9.特徴
 マイティーネット工法は、不特定多数の落石となる危険性の高い浮石・転石のある斜面に、柔軟性に富んだ角形コイル状の特殊金網(厚ネット)とワイヤロープとを馴染ませて張り、メインアンカー・サブアンカーで固定する事によって、浮石・転石を現位置で押え込むとともに、それらの移動を抑止して斜面を安定させ、耐浸食性のある草木類の生育基盤を造成して、自然と調和した斜面の復元を可能にする落石対策工の機能を有する斜面安定化工法です。
  さらに、客土吹付工を併用すると、困難とされていた急傾斜地、亀裂の発達した岩盤斜面、風化浸食の著しい斜面、崩落地等に対しても早期の緑化が可能になります。
  また、コンクリートやモルタルを吹付けた場合には、厚ネットが補強筋として機能し、高品質、高強度の吹付工となります。
 1.斜面の浮石・転石を安定させます。
 柔軟性に富んだ厚ネットを斜面に馴染ませて張り、浮石・転石をその場で押さえ込み、落石を未然に防止します。
 2.斜面を安定させ、自然の回復が促進されます。
 斜面に馴染ませて張られた厚ネットによって、土砂の浸食を少なくするとともに、土砂や腐葉土が厚ネット内に堆積しやすく生育基盤が造成され、自然の種子・根・株等が安定し、自然の回復が促進されます。
 3.客土の流出を防止し、早期の緑化促進に最適です。
 厚ネット内の客土が保持され、降雨・湧水などで流出されない堅牢な生育基盤ができるので発芽効率が良く、早期の緑化促進に優れています。
 4.維持管理が容易です。
 落石を未然に防止する工法なので、従来の落石防護網のように網尻に溜った落石の除去作業は不要です。
 5.広範囲の現場条件に適し、自然を損ないません。
 軽量で柔軟性に富む材料を使用するので、材料の移動が容易なことから施工性に優れ、いろいろな現場条件に適しています。また、斜面を荒らさずに施工でき、自然を損ないません。


10.施工方法
 1.斜面の調査及び整理
 施工前に、斜面の調査を実施して、金網が施工面に密着できるように施工面の整理(樹木の伐採や下草の刈り取り)をする。
 2.厚ネットの架設
 一般的には、ウインチ(1.0t吊、8ps)にて持ち上げて人力にて架設する。但しクレーン等が使用可能な場合はクレーン架設とする。厚ネットの架設は斜面上部より、1枚づつ展開してサブアンカーを打ち込み、斜面に馴染ませて設置する。継線によって厚ネットを接続しながら法尻まで設置する。
 3.アンカー位置のマーキング
 (1)岩部用TSKセメントアンカー:D22(M20)×1000、D25(M24)×1000
 削岩機(20kg級)を用いて岩部に所定のビット径(D22:40φ〜44φ、D25:44φ〜48φ)で深さ900oの穿孔を行う。水中に浸漬して気泡の発生が無くなるまで(4〜5分程度)吸水させたセメントカプセル(アンカー定着材)を、孔内に挿入した後、アンカー材を上下動させてよく練り混ぜ、孔底まで押し込む。セメントカプセル(標準型)の可使時間(40分)を過ぎると凝結が始まるので吸水後は、速やかに使用する。施工後15〜24時間で所定の強度が得られる。セメントカプセルの使用量はアンカー1本当たりセメントカプセル(36φ×600)2本を標準とする。
 (2)土砂部用スウィングアンカー
 スウィングアンカー等の打ち込みはエアーパンチャー(エアー式打込機)を用いて行う。アンカーの打ち込みに先立ち、エアーパンチャーにて、設置箇所の試掘を行う。試掘を行うことで地中の岩石、巨礫等の障害物の無いことの確認ができる。次にパイプアンカー内にエアーパンチャーを挿入して試掘孔に建て込み、1.5m深さまで打ち込む。なお、縦ロープ下部アンカーは、最下段横ロープにできる限り近づけて(50cm程度)施工する。但し、現地の状況によって、これができない場合、縦ロープと最下段横ロープの交点には、十字アンカーグリップあるいは十字グリップを取り付ける。
 4.ロープの架設
 縦及び横主ロープ間隔は型式に合わせて人力にて架設する。縦ロープ、横ロープはロープ相互の間隔が広くならないように配置して、できるだけ斜面に添わせて架設する。なお、ワイヤロープは人力で引き込む程度で架設する。
 5.縦及び横主ロープの交点部を十字アンカーグリップにて締結し、アンカーに連結する。
 6.巻付グリップの取付け
 ロープ端部に使用し、端部用アンカー或いは縦及び横主ロープに固定する。
 7.仕上げ・測量・各部点検


11.歩掛・単価等
 材料単価・歩掛りは、協会(CCM協会)にて制定、主要部材は、建設物価に記載
 落石条件によって型式が変わり、且つ、施工延長及び高さによって変動がある。また、岩部と土砂部及び土被り部でアンカーの仕様が変わるので変動があるが一般的によく使用される型式2×2-0.5×12型のA=400u当たりの直接工事費は以下の表の通りである。労務単価は宮崎県の単価を使用、機械賃料は建設物価を使用。また、材料費は*印のみ建設物価ベースで積算。直接工事費の詳細内訳は現場状況によって割増あり。


12.適用条件
  マイティーネット工法は、基礎岩からはく離、はく落しやすい斜面や岩塊、玉石、礫とマトリックスからなる互層の地質の斜面で、岩の風化等による割れ目の拡大、マトリックスの浸食による岩塊や転石の浮き出し等で、落石となる危険性の高い斜面に適用する。
 緑化対策やコンクリートあるいはモルタルの吹付が望まれる斜面等が適している。
 ・厚ネット厚さは、客土およびモルタル吹付けを行わない場合、30mmを標準とします。
 ・客土およびモルタル吹付け厚さによって選定してください。
 ・部材積算における所要数量は、下記の所定の割増率を適用して下さい。
 ・現地の状況により施工が困難な場合もありますので、マイティーネットの設計に
 当たっては別途ご相談ください。

13.施工実績
発注機関 県内件数 県外件数
国、公団等  8  4928
地方自治体 補助事業    
単独事業    
民間    

県内での主な施工実績
発注者 工事名 施工年度 CORINS登録番号
 西都市役所  平成10年度県単補助治山事業登地区山腹工事  H11.3  
 九州電力  支流奥村川水路取水法面他修繕工事  H14.2  
 都城土木事務所  緊急輸送道路等防災対策工事1-1号  H15.2  
 国)宮崎工事事務所  宮崎地区維持工事  H15.5  
 国)宮崎河川国道  宮崎地区維持工事  H16.3  
 児湯農林事務所  自然公園等施設整備事業  H17.2  
       
       
       

県外での主な施工実績
発注者 工事名 施工年度 CORINS登録番号
 上益城事務所  上益城管内予防治山事業第25号工事  H10.3  
 小国町役場  町道湯鶴線防護柵設置工事  H11.4  
 小国町役場  上広瀬地区治山工事  H13.2  
 大矢野町役場  平成15年度町単第8号町道環状北線災害防除工事  H16.2  
 大矢野町役場  平成15年度大矢野交流センター外・構工事  H16.2  
 鹿島農林事務所  平成15年度予防治山事業  H16.3  
 泉村役場  村道深山線災害防除工事  H17.3  
 別府土木事務所  平成16年度急対策48-2号急傾斜地崩壊対策工事  H17.7  

14.施工者
 □一般の建設業者で施工可能
 ■一般の建設業者では施工が困難(困難な理由:管理指針・専用の施工機械    )
 □その他(                         )