土壌改良材ＤＷファイバーは，フルボ酸と特殊解繊加工した木質繊維を土壌に混合することで，土壌の物理性・化学性を改善する材料である。
従来は無機質資材(パーライト等)による土壌の物理性改善で対応していたが，本技術によって時間経過による土壌の機能低下の問題が改善され品質の向上を図ることが出来る。

①ＤＷファイバーを散布
・5.0m3/100m2のＤＷファイバーを地表面に散布する。

②土壌と混合
・掘削深度50cmとし,ＤＷファイバーをバックホウで土壌にすき込む。

③敷均し
・バックホウで敷均す。

④完成

【施工条件】
・施工場所:東京都
・施工年月:2017年4月
・施工内容:バックホウ混合
・施工数量:100m2当たり（混合深さ50cm）

◇新技術（ＤＷファイバー）:184,219.64円/100m2（8.22％向上）
（内訳）
・改良資材 ＤＷファイバー　：　5m3×20,000円=100,000円
・バックホウ運転（敷均し）
　ガ（2次）クローラ型クレーン機能付2.9t吊山積0.45m3（平積0.35m3）　：　0.56日×38,653円=21,645.68円
・バックホウ運転（転圧）
　ガ（2次）クローラ型山積0.28m3（平積0.2m3）　：　0.56日×29,691円=16,626.96円
・世話役　：　0.56人×23,300円=13,048円
・普通作業員　：　1.67人×19,700円=32,899円　　　　　　　　　　　
　　
◇従来技術（パーライト）:200,719.64円/100m2
（内訳）
・改良資材 ＤＷファイバー　：　5m3×23,300円=116,500円
・バックホウ運転（敷均し）
　ガ（2次）クローラ型クレーン機能付2.9t吊山積0.45m3（平積0.35m3）　：　0.56日×38,653円=21,645.68円
・バックホウ運転（転圧）
　ガ（2次）クローラ型山積0.28m3（平積0.2m3）　：　0.56日×29,691円=16,626.96円
・世話役　：　0.56人×23,300円=13,048円
・普通作業員　：　1.67人×19,700円=32,899円　　　　　　　　　　

①自然条件
以下の条件の時は施工を中止する。
・大雨や強風時などの悪天候時には施工は行わないこと。
・氷点下時（0℃以下）には、資材が凍結するため施工は行わないこと。

②現場条件
・作業スペースとして、5m×5m=25m2が必要であること。
（作業ヤードはバックホウを中心に半径5m程度）
・ストックヤードとして、資材10m3当り4×3m=12m2程度が確保できること。
・資材運搬が可能であること。
・荷姿は、フレコン（1m3）となり、荷降ろしの際は機材が必要。

③技術提供可能地域
・技術提供可能地域については制限なし。

④関係法令等
・特になし