本技術は、工事における労働安全管理の実施・運用を行うシステムで、従来は土木施工会社が独自に資料を入手作成し手作業により対応していた。本技術の活用により、労働安全管理に掛かる労力の軽減・3次元（VR技術）ツール教育の推進に効果があり結果、労働災害防止効果が期待できる。

　①.『入札時』
・入札物件をATLUSにより積算を行い入札価格を決める。
・その際、Excel・PDFデータにて提供された設計書はシステムで取り込みができる。
・必要に応じてmarsにて作成された自社歩掛のデータを利用して積算する。

②『着工前』
・ATLUSの積算データをmarsにて自動変換し実行予算、工程表を編集する。
・ATLUSの積算データをSaviourにてリスクアセスメントを行う。
「安全管理の施工計画書類」作成

③.『着工後』
原価管理
・出来高日報入力を行う。
・管理資料の出力を行いチェックする。
「未成工事一覧、工事台帳、取引先明細、出面管理表、外注出来高調書、実施工程・・表」等
安全管理
・2D/3D災害事例を活用による安全教育をおこなう。
「週間目標、月間目標、日々の安全指示・注意事項、それに関わる安全管理資料の選択」
・管理資料の出力を行い安全管理業務を行う。
「安全日誌、作業指示書、週間月間災害防止計画書、ヒヤリハット事例集、作業手順書、関連法令・・等」
・ヒヤリハット・災害報告書の入力
・災害統計資料の出力

注意:各システムは、選択するシリーズによって、一部の機能が制限もしくは、その機能が付属しない場合があります。
(例・3D災害事例、文書管理機能、災害報告書の入力、統計資料出力など)

④.『竣工時』
原価管理
・管理資料を出力してチェックする。
「完成工事報告書、工事経歴書」

(施工条件)
・当技術は、土木積算、安全管理、原価管理の3つのシステムで構成するコンピュータソフトウェアです。表示価格には、必要ハード機器類は含まれません。
・使用ライセンス数の調整、サポート内容変更、オプション構成などにより必要費用が異なります。
・当技術は、土木積算「ATLUSシリーズ」、実行予算・原価管理「MARSシリーズ」、 労働安全衛生総合支援「Saviourシリーズ」での3つのシステムで構成され、業務担当者が必要とするシステムを、任意に必要な数だけ追加で構成できるものとしています。
・下記費用表は、最低構成(各システム1単位)での使用として算出したものです。

(算出条件)
・年間費用として算出
・年間50工事において、リスクアセスメント作業、安全管理資料作成などをおこなうものとした。
・1工事あたりリスクアセスメント作業等に1.5人を要するものとした。
・システムは、5年リース利用で月額費用を算出した。リース料率は、1.89%で計算した。
・PCの電気使用量および損料は計上していない。

対応OS 　　　　Windows 10/8.1（64bit/32bit）
対応機種　　　　上記OSが動作するPC
CPU 　　　　Intel Core 2 Duo 相当以上（推奨Intel Core i3 以上）
メモリ 　　　　4GB以上
ハードディスク Orpheus（Saviour Evo、ATLUS REAL Evo、MARS Evo）のインストールには12GB以上の空き容量が必要
ディスプレイ 解像度：WXGA1280×800 以上
付属装置 DVD-ROMドライブ（インストール時に必要）
プリンタ　　　（上記対応OSより、A4版横の帳票が印刷可能な機種が必要）
USBポート×1　（プロテクト装着マシンのみ）
ネットワーク 無線：IEEE802.11G　有線：100BASE-TX 以上（データ共有時､ネットワーク上のプロテクト参照に必要）
【前提ソフトウェア要件】
Microsoft Office Excel 2016以降（64bit版）/ 2013以降（32bit版）の各バージョン
Microsoft Office Word 2013以降の各バージョン
.NET Framework4.6.1以降、クライアント/サーバ型のネットワーク運用を行う場合は必要に応じて
Microsoft SQL Server 2016/2012が必要
Microsoft Internet Explorer11、Adobe Reader XI以上

ビデオボード OpenGL1.5以上（SaviourEvoの3Dデータを表示する場合）
スマートフォン　※MARS Evoのみ対応　iOS 12～13、iPadOS 13.0
ブラウザー　　　Safari最新バージョン　Android 6.0～10.0
ブラウザー　　　Chrome最新バージョン
※上記OSに対応した全てのスマートフォン、タブレットの動作を保証するわけではございません、ご購入前に動作確認を
おすすめいたします。
その他 特定のインターネット機能を使用する場合、モデムなどの接続に必要なハードウェア、インターネットサービス
プロバイダとの契約料、使用料、及び通話料等が別途必要となります。