宮崎県新技術等活用促進システム

技術登録内容

1.登録申請者

会社名大日本塗料株式会社
郵便番号・住所〒144-0052 東京都大田区蒲田5-13-23(TOKYU REIT蒲田ビル8F)
担当部署構造物塗料事業部
電話番号03-5710-4502
FAX番号03-5710-4520
E-mailkanai-mi@star.dnt.co.jp
ホームページURLhttps://www.dnt.co.jp/

2.技術の名称等

技術の名称「メタモルシートシリーズ」
開発年(西暦)2019
開発体制共同(民民)
共同研究者積水化学工業株式会社
開発会社大日本塗料株式会社・積水化学工業株式会社
開発会社と申請者の関係弊社(大日本塗料株式会社)
県産品

3.技術の分類

区 分1 その他技術
区 分2 材料
分 類道路維持修繕工ー橋梁補修補強工ー防食対策工

4.キーワード

項目 コスト縮減

5.国土交通省への登録状況

申請地方整備局名 登録年月日 登録番号 評価結果
四国地方整備局 2021/7/7 SK-210003-A 事後評価未実施技術

6.特許等

特許番号 実用新案番号

7.制度等による証明

証明機関 証明番号 証明年月日
建設技術審査証明事業
その他

8.活用の効果

従来技術名 Rc-Ⅱ(鋼道路橋防食便覧「局部補修」)
経済性 向上 (9.47 %)
工程 短縮 (30 %)
品質・出来形 向上
安全性 向上
施工性 向上
環境 向上

9.特徴

本技術は亜鉛末を配合した粘着シートを「貼る」ことで、重防食塗装と同等の防食性を付与することが可能な材料である。従来の塗装作業(重防食塗装)は多くの工程・時間を必要としていたが、本技術を活用することで作業の簡素化、省人化、省力化、工程工期短縮が期待できる。

①何について何をする技術なのか?
鋼構造物(橋梁やプラント設備など)の塗装工事において、意図せず損傷させてしまい補修を行う「局部補修」や「部分補修」に対し貼るだけで重防食仕様(Rc-Ⅱなど)と同等の防食性を得られるシート。

②従来はどのような技術で対応していたのか? 従来技術:Rc-Ⅱ(鋼道路橋防食便覧「局部補修」) 損傷深さが鋼材まで達していた場合は素地調整/防食下地/超厚膜形エポキシ樹脂塗料/上塗(×2)と6工程(施工日数(最短):5日)で対応していた。

③公共工事のどこに適用できるのか?
鋼構造物塗装の部分補修や局部補修
  • メタモルシート構成図や施工例.jpg
    メタモルシート構成図や施工例.jpg

10.施工方法

施工(例)

●溶接箇所
【素地調整】
2種ケレン及び、溶剤拭き
動力工具や手工具を用い旧塗膜を除去し、鋼材面を露出させる。
油分や埃など付着阻害物を除去する(溶剤拭きなど)。

【重防食シート貼付け】
重防食シートを適切なサイズに予め裁断する。
離型フィルムを剥がし、空気が入らないよう丁寧に貼り付ける。

【上塗工】
各種上塗を規定通りに混合し、重防食シート上に刷毛・ローラーなどを用い塗装する。
重防食シートよりやや大きめに塗装するよう注意する。
  • メタモルシート施工例(1).jpg
    メタモルシート施工例(1).jpg
  • メタモルシート施工例(2).jpg
    メタモルシート施工例(2).jpg

11.歩掛・単価等

【施工(例)】
●鋼橋の局部補修工事(意図しないあて傷などの損傷が鋼材面まで達した場合)
・規模:1㎡(0.01㎡×100箇所)
・作業時間:6時間

●施工手順 (共通)
・素地調整:2種ケレン及び、溶剤拭き

(申請技術)
・重防食シート貼り付け ・上塗り(×1)

(従来技術)
・有機ジンクリッチペイント(×1)
・超厚膜型エポキシ樹脂塗料(×2)
・ふっ素樹脂塗料上塗(×2)

●積算条件 (共通)
・材料単価:自社材料積算価格
・労務単価:公共工事設計労務単価(令和2年度)東京単価を参照
・素地調整費や仮設費などは含まず


材料単価表
工種    項目                  価格(積算)   荷姿     塗装方法
材料費   メタモルシート#1            16,000円/枚  幅210mm×長さ300mm -
     ふっ素樹脂塗料上塗り 弱溶剤形 淡彩色 134,080円/缶 16kg/セット  刷毛、ローラー(0.12kg/㎡)

歩掛り表あり(なし)

12.適用条件

①自然条件
・気温0℃以上、湿度95%以下
・降雨、降雪時は施工不可

②現場条件
・シート裁断のスペースがあること

③技術提供可能地域
・技術提供可能地域については制限なし。

④関係法令等
・特になし

13.施工実績

発注機関県内件数県外件数
国、公団等00
地方自治体補助事業09
単独事業00
民間02

県内での主な施工実績

発注者工事名施工年度CORINS登録番号

県外での主な施工実績

発注者工事名施工年度CORINS登録番号
沼津市令和2年度香貫大橋塗装塗替工事2021/2
神奈川県 藤沢土木事務所令和2年度橋りょう補修工事県単(その1) 弥勒寺高架橋2021/2
高知市雑喉場橋橋梁塗装工事2021/2
神奈川県 藤沢市新藤沢(山崎)跨線橋改修工事2021/2
静岡市令和元年度葵南国橋第1号(国)362号(安西橋)橋梁補修工事2020/5
新潟市西土第27号西4-41号線輪之内歩道橋橋梁補修工事2021/2
南伊豆町令和2年度 道路メンテナンス事業加畑橋橋梁補修工事2020/8
静岡市令和2年度 駿市橋第1号中野小鹿線(南八幡町歩道橋)道路付属施設補修工事2020/8
魚津市一般県道三箇吉島線県単独橋りょう維持修繕鳶安橋再塗装工事2020/11

14.施工者

一般の建設業者では施工が困難 基本的に土木一般世話役・橋梁塗装工・普通作業員が必要

15.技術提供企業

技術の名称「メタモルシートシリーズ」

技術提供企業

代表
企業名担当部署担当者住所TELFAXE-mail
大日本塗料株式会社 構造物塗料事業部(営業) 金井美樹 〒144-0052 東京都大田区蒲田5-13-23(TOKYU REIT蒲田ビル8F) 03-5710-4502 03-5710-4520 kanai-mi@star.dnt.co.jp
代表以外(県内企業)
企業名担当部署担当者住所TELFAXE-mail
代表以外(県外企業)
企業名担当部署担当者住所TELFAXE-mail
大日本塗料株式会社 構造物塗料事業部(技術) 田邉康孝 〒324-8516 栃木県大田原市下石上1382-12 0287-29-1917 0287-29-1922 tanabe-yasu@star.dnt.co.jp

16.主な製造工場

製造工場名担当部署担当者住所TELFAXE-mail

17.主な原材料産地

原材料産地名取扱会社名担当部署担当者住所TELFAXE-mail

18.県内活用技術参考写真

技術の名称「メタモルシートシリーズ」
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