(1)ロープの目相を最大礫径D95の0.8倍以下とすることで，透過型砂防堰堤（閉塞タイプ）と同等な土石流の捕捉性能を有することができる。

(2)設計荷重時（満砂時，土石流時）は，満砂時の除石後も繰り返し使用が可能であり，礫衝突時は支柱の変形が4°以内であれば繰り返し使用が可能である。

(3)土石流・流木の外力に対し，高靭性の特殊構造鋼管支柱（LST鋼管）により『ねばりの機能』で捕捉対応ができる。

1.準備工
2.機材・材料搬入
3.アンカー削孔用足場設置（※間隙部ワイヤネットを有する場合）
4.アンカー設置（※間隙部ワイヤネットを有する場合）
5.アンカー削孔用足場撤去（※間隙部ワイヤネットを有する場合）
6.支柱根入れ部の削孔
7.支柱・基礎鋼管の建て込み、調整
8.外周モルタル打設
9.ワイヤロープ設置
10.ワイヤネット設置（※間隙部ワイヤネットを有する場合）
11.出来形計測（随時）
12.完成

積算事例(自社参考歩掛あり）

設置延長 L=28m，基面から水通し天端までの高さ H=4.5m

・材料費　Φ355.6,t=9.5　　 798,000円/m
・施工費（フェンス工）　　　121,000円/m
・施工費（基礎工）　　　　　130,000円/m
・施工費（アンカー工）　　 16,000円/m
　　　合計　　　　　　　　1,065,000円/m　　

小規模渓流における土石流・流木対策工

1.自然条件
・特になし

2.現場条件
・材料および機材の搬入が可能な3mの工事用道路

3.技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし

4.関係法令等
・特になし