金網の耐蝕性と耐破網性の高さ，および等方性（二方向）の強度特性を有する引長強度の高さ，ワイヤロープと一体化した金網による耐力の向上と施工性の良さ，環境負荷の軽減，工期の短縮，コスト縮減が図られています．

１．準備（斜面調査および伐採）
（１）法肩上部の安定度の調査（クラック，段差状況等）
（２）斜面上の浮き石・転石の安定度調査
（３）施工面の最小限の伐採
２．アンカー位置のマーキング
３．アンカーの設置（異形鋼棒を用いた他穿孔，または自穿孔アンカーを標準とし，地盤条件・作用荷重に応じたアンカーを所定の位置に施工する．）
４．マクロＤＴの設置（マクロＰＷＰ設置の場合のみ，小落石の抜け落ち対策として設置）
５．設計で選定された被覆材（マクロＭＯまたはマクロＢＯ、マクロPWP）の設置（外辺ロープをアンカーに固定し，継ぎ目をレーシングワイヤもしくは特殊リングで接続する．）
６．後片付け

歩掛りあり（自社）
落石条件によって形式が変わり，かつ，施工延長および高さによって変動があります．マクロBO-300のA=900m2あたりの直接工事費は下記の通りです．（平成23年度新潟県の単価を使用)
　
条件 斜面勾配50度、不安定層の厚さ0.70m、設計水平震度 0.6　　

１．自然条件
不安定層の厚さ1.5m迄のルーズな斜面，岩塊の抜け落ちが懸念される斜面
２．現場条件
仮設によって資材の運搬が可能な範囲
３．技術提供可能地域
技術提供地域については制限なし
４．関係法令等
特になし