宮崎県新技術等活用促進システム

技術登録内容

1.登録申請者

会社名九州日植株式会社
郵便番号・住所〒862-0951 熊本県熊本市中央区上水前寺1-6-41 OCOビルディング9階
担当部署技術営業部
電話番号096-382-1551
FAX番号096-382-2142
E-maila.hirose@kyushunisshoku.co.jp
ホームページURLhttps://www.kyushunisshoku.co.jp

2.技術の名称等

技術の名称維持管理軽減型防草緑化工法「イジゲンシート工」
開発年(西暦)2023年
開発体制単独
共同研究者
開発会社日本植生株式会社
開発会社と申請者の関係日本植生株式会社のグループ会社として当該技術の販売・施工を行う。
県産品

3.技術の分類

区 分1 その他技術
区 分2 工法
分 類道路維持修繕工-道路除草工-防草工-修景緑化工

4.キーワード

項目 コスト縮減 / 環境の保全

5.国土交通省への登録状況

申請地方整備局名 登録年月日 登録番号 評価結果
中国地方整備局 2024/03/04 CG-230015-A 事後評価未実施技術

6.特許等

特許番号 実用新案番号

7.制度等による証明

証明機関 証明番号 証明年月日
建設技術審査証明事業
その他

8.活用の効果

従来技術名 張芝工(全面張)+機械除草工(年2回)
経済性 向上 (8.1 %)
工程 短縮 (23.86 %)
品質・出来形 向上
安全性 同程度
施工性 低下
環境 向上

9.特徴

①何について何をする技術なのか?
盛土法面において、雑草抑制を図り維持管理を軽減させる緑化工である。

②従来は、どのような技術で対応していたのか?
張芝工(全面張)の施工後に年2回の機械除草工を行っていた。

③公共工事のどこに適用できるのか?
道路や公園などの盛土法面

④その他
・導入植生で全面被覆されるとセンチピードグラスが持つアレロパシー作用により他の植物の成長を阻害する効果で、維持管理は年1回程度になる。

①どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
・張芝(野芝・高麗芝)を張り付ける方法から、防草シートに植生部を取り付けた植生シートを張り付ける方法に変えた。
・初期成育の遅いセンチピードグラスが被覆するまでの雑草侵入を防ぐ方法として、防草シートに種子基材袋を付け、植生シート工と同様に施工できる工法とした。

②期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
・張芝工では年2回必要であった維持管理工が、センチピードグラスの雑草抑制効果により年1回に軽減でき、経済性の向上と維持管理工程の短縮が期待できる。
・センチピードグラスによる草丈の低い高密度な緑化と防草シートにより雑草の侵入を抑制する。
・侵食防止効果は従来技術に比べ5.8倍高いため、施工直後の法面の保護品質が向上する。
・強風による耐風性が高いため、施工直後の法面の保護品質が向上する。
・草払い機の使用が半減するので、現場でのCO2排出量も半減し周辺環境が向上する。
  • 植生ライン(センチピードグラスが発芽するエリア)(白色)と雑草を物理的に抑制する防草エリア(黒色)で構成している。材質はポリプロピレンで、防草エリア遮光率は99.99%以上。
    植生ライン(センチピードグラスが発芽するエリア)(白色)と雑草を物理的に抑制する防草エリア(黒色)で構成している。材質はポリプロピレンで、防草エリア遮光率は99.99%以上。
  • イジゲンシートの導入植物はセンチピードグラス。草丈の低い暖地型多年草で、ほふく茎で斜面を覆う。耐暑性に優れるが耐寒性はやや弱い。アレロパシー効果で雑草抑制効果が高い。
    イジゲンシートの導入植物はセンチピードグラス。草丈の低い暖地型多年草で、ほふく茎で斜面を覆う。耐暑性に優れるが耐寒性はやや弱い。アレロパシー効果で雑草抑制効果が高い。
  • イジゲンシート工の被覆推移について。センチピードグラスが生育するまでは、防草シートにより雑草の生育が抑えられる(施工直後から7月の状況)。センチピードグラスが生育してからは、アレロパシー効果により防草効果が期待できる(9月以降の状況)。また、防草シートが経年劣化してもセンチピードグラスにより防草効果が持続する。
    イジゲンシート工の被覆推移について。センチピードグラスが生育するまでは、防草シートにより雑草の生育が抑えられる(施工直後から7月の状況)。センチピードグラスが生育してからは、アレロパシー効果により防草効果が期待できる(9月以降の状況)。また、防草シートが経年劣化してもセンチピードグラスにより防草効果が持続する。
  • 耐風性比較試験として風速30m/sを15分送風した結果、張芝工では5分で目土の飛散と切芝の剥離・散乱が発生した。一方、イジゲンシート工は重ね部がやや煽られるのみで、シートの浮き等はなく、強風下でも高い安定性が確認された。
    耐風性比較試験として風速30m/sを15分送風した結果、張芝工では5分で目土の飛散と切芝の剥離・散乱が発生した。一方、イジゲンシート工は重ね部がやや煽られるのみで、シートの浮き等はなく、強風下でも高い安定性が確認された。
  • シート背面の洗堀耐性を確認するため、裸地・張芝工区・イジゲンシート工区の3区で雨量100mm/h・60分の降雨試験を行い流出土量を比較した。対照区1,198.60g、従来技術51.01g、新技術8.69gとなり、新技術は従来比約5.8倍の耐侵食性を示した。
    シート背面の洗堀耐性を確認するため、裸地・張芝工区・イジゲンシート工区の3区で雨量100mm/h・60分の降雨試験を行い流出土量を比較した。対照区1,198.60g、従来技術51.01g、新技術8.69gとなり、新技術は従来比約5.8倍の耐侵食性を示した。

10.施工方法

1.シート敷設
・防草緑化シートを法面に展開する。
・植生部を等高線状にそろえる。

2.固定ピン打設
・所定本数の固定ピンを打ち込みシートを密着させる。
・固定ピンは、植生部の下方の打設ラインに打設する。
  • イジゲンシート工法の基本的な施工手順
    イジゲンシート工法の基本的な施工手順
  • 新技術の標準施工仕様図
    新技術の標準施工仕様図
  • 本技術の標準断面構成図
    本技術の標準断面構成図
  • 標準打設図
    標準打設図
  • 従来技術の標準施工工程
    従来技術の標準施工工程
  • 新技術の標準施工工程
    新技術の標準施工工程

11.歩掛・単価等

添付資料は、従来技術である張芝工(全面張)と新技術(イジゲンシート工)について、10年間のサイクルコストおよび施工工程を比較したものである。

イジゲンシート工では、新技術の施工費は高価になるが、センチピードグラスの雑草抑制効果により維持管理コストが低減し、経済性は向上する。
これにより、10年間のサイクルコストは従来技術と比較して約8.1%縮減となる。

また、草刈り回数が年2回から年1回に半減するため、維持管理工程の短縮が図られ、工程は従来技術と比較して約23.86%短縮となる。
  • 従来技術の10年間サイクルコスト
    従来技術の10年間サイクルコスト
  • 新技術の10年間サイクルコスト
    新技術の10年間サイクルコスト
  • 従来技術の施工工程計算表
    従来技術の施工工程計算表
  • 新技術の施工工程計算表
    新技術の施工工程計算表
  • サイクルコストの比較図
    サイクルコストの比較図
  • 工程の比較図
    工程の比較図

12.適用条件

適用条件

①自然条件
・センチピードグラスが越冬できる成長量に必要な気温の目安は、月平均気温15度以上が3ヵ月継続する必要がある。
 一方、発芽せず種子のまま越冬できる気温は月平均気温15度未満である。
 東北南部以南の本土の場合、概ね7月から10月までは施工を避ける。

②現場条件
・施工する斜面が安定していること。
・維持管理が年1回程度必要となるため、草刈りのできる箇所であること。

③技術提供可能地域
・技術提供範囲については制限なし

④関連法令等
・特になし


適用範囲

①適用可能な範囲
・土質が砂・砂質土、粘性土の盛土法面

②特に効果の高い適用範囲
・緑化が必要だが草刈りなどの維持管理工が頻繁に行えない箇所

③適用できない範囲
・pH4.0未満の酸性土壌
・pH8.0以上のアルカリ土壌
・湧水箇所への施工は避ける。


留意事項

①設計時
・pH4.0から8.0までの盛土法面であること

②施工時
・降雨時の施工は避ける。
・作業にあたっては、保護具を着用する。
・施工法面に雑草がある場合には、非選択性除草剤を用いて根系まで枯死させた雑草を除去し、表土を削り取る。

③維持管理時
・特に施工前から導入植生被覆までの雑草は駆除する
・年に1回、草刈り等の維持管理を行なう
・センチピードグラスは、冬期は地上部の葉が枯れるが、冬雑草抑制のために刈り込みは控え茎葉部を残す。

④その他
・製品の保管は日影で風通しの良い乾燥した場所とする。
・技術的な指導は希望する施工業者に行う。

13.施工実績

発注機関県内件数県外件数
国、公団等01
地方自治体補助事業011
単独事業013
民間03

県内での主な施工実績

発注者工事名施工年度CORINS登録番号

県外での主な施工実績

発注者工事名施工年度CORINS登録番号
大阪府 高槻市役所 都市創造部 公園課芥川緑地維持補修工事2026年
三重県庁 県土整備部営繕課建築2班松阪あゆみ特別支援学校外構(土木)工事2026年
静岡県 牧之原市役所市単独事業 細江地区レベル2海岸堤防整備工事2026年
高知県 四万十町役場防安金第1-10-1号町道大奈路中津川線(赤岩工区)道路改良工事2026年
愛媛県 愛南町役場町道樫月竹倉線 改良工事2026年
静岡県 富士土木事務所[第37-K3220-01号]一級河川潤井川河川改良工事(堤防補強工)2026年
山口県 下関農林事務所農地整備事業(経営体育成型) 内日北第1地区農地整備工事(区画整理)1号2026年
鳥取県 八頭県土整備事務所私都川(延命寺工区)河川災害関連工事(7工区)2026年
静岡県 富士土木事務所令和7年度[第37-K4820-01号] 一級河川潤井川緊急豪雨対策 工事(堤防補強工)2026年
岡山県 美作県民局真庭地域事務所蒜山サイクリングロード修繕工事2026年

14.施工者

一般の建設業者で施工可能

15.技術提供企業

技術の名称維持管理軽減型防草緑化工法「イジゲンシート工」

技術提供企業

代表
企業名担当部署担当者住所TELFAXE-mail
日本植生株式会社 技術部 戸来 義仁 岡山県津山市高尾573-1 0868-28-0859 0868-28-6271 info@nihon-shokusei.co.jp
代表以外(県内企業)
企業名担当部署担当者住所TELFAXE-mail
株式会社シバタ 宮崎県宮崎市新栄町 103街区1-1 0985-27-2704 0985-25-0210
株式会社工藤興業 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字上野1126 0982-77-1144 0982-77-1777
株式会社一条産業 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井2065-1 0982-72-4824 0982-72-5352
有限会社栄幸産業 宮崎県日向市永江町1-18 0982-50-1302
大和物産株式会社 宮崎県都城市高木町7030 0986-38-1145
代表以外(県外企業)
企業名担当部署担当者住所TELFAXE-mail
九州日植株式会社 技術営業部 広瀬 茜 熊本県熊本市中央区上水前寺1-6-41 OCOビルディング9階 096-382-1551 096-382-2142 a.hirose@kyushunisshoku.co.jp

16.主な製造工場

製造工場名担当部署担当者住所TELFAXE-mail

17.主な原材料産地

原材料産地名取扱会社名担当部署担当者住所TELFAXE-mail

18.県内活用技術参考写真

技術の名称維持管理軽減型防草緑化工法「イジゲンシート工」
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