宮崎県新技術等活用促進システム

技術登録内容

1.登録申請者

会社名株式会社エフイ石灰技術研究所
郵便番号・住所〒811-3114 福岡県古賀市舞の里4-4-5
担当部署営業設計課
電話番号092-942-7011
FAX番号092-944-2002
E-mailshojima@felime.jp
ホームページURLwww.felime.jp

2.技術の名称等

技術の名称Fe石灰改良基礎工法
開発年(西暦)2010
開発体制単独
共同研究者
開発会社株式会社 エフイ石灰技術研究所
開発会社と申請者の関係同一
県産品

3.技術の分類

区 分1 県内関連技術
区 分2 材料
分 類

4.キーワード

項目 コスト縮減 / 県産資材の利用促進 / 県内公共工事採用実績 / 県内製造 / 県内調達 / その他(工期短縮 不同沈下の低減)

5.国土交通省への登録状況

申請地方整備局名 登録年月日 登録番号 評価結果
九州地方整備局 2018.2.8 QS-170038-A

6.特許等

特許番号 実用新案番号

7.制度等による証明

証明機関 証明番号 証明年月日
建設技術審査証明事業
その他

8.活用の効果

従来技術名 セメント系固化材による地盤改良工法
経済性 向上 (2.89 %)
工程 短縮 (41.43 %)
品質・出来形 向上
安全性 同程度
施工性 向上
環境 向上

9.特徴

【メリット】
・Fe石灰処理層は、プラント混合による材料のため、均一性の高い弾性的な支持地盤の形成が可能であり、不同沈下の抑制の面で優れている。
・特に軟弱地盤で採用する場合は、従来技術に比べ薄くできる。
・施工時に矢板等を打設する場合は、荷重分散を考慮しないため改良幅を低減することができる。

【デメリット】
・適用箇所とプラントまでの距離が遠い場合は、運搬費が高くなる。
・現地土と置き換えるため、残土が発生する。

【留意事項】
1.設計時
・事前に必ずボーリング調査、スウェーデン式サウンディング試験等の地盤調査を行う必要がある。ただし、超軟弱な場合は、ポータブルコーン貫入試験などでも可能とする。
・設計は、ブーシネスクの理論を用いて行う。なお、詳細な設計法については、「Fe石灰改良基礎工法・設計施工マニュアル」に従う。

2.施工時
・施工に関しては「Fe石灰改良基礎工法・設計施工マニュアル」に従う。
・湧水が確認された場合は、必要に応じた対策を行う。

3.維持管理等
・Fe石灰処理土は、混合後3日間程度は仮置きも可能であるが、長期間の放置や降雨による含水比の上昇は強度発現等に問題が生じるためシート等で養生を行い、混合後は速やかに現場搬入し施工することが望ましい。

4.その他
・基本、受注生産とし、1プラントの1日当りの生産能力は400m3程度である。
  • 従来技術との比較(新技術)
    従来技術との比較(新技術)
  • 従来技術との比較(従来技術)
    従来技術との比較(従来技術)
  • プラント配置図
    プラント配置図
  • 施工事例(カルバート)写真
    施工事例(カルバート)写真
  • 施工事例(カルバート)概要図
    施工事例(カルバート)概要図
  • 施工事例(もたれ式擁壁)写真
    施工事例(もたれ式擁壁)写真
  • 施工事例(もたれ式擁壁)概要図
    施工事例(もたれ式擁壁)概要図
  • 施工事例(緑化補強土壁)写真
    施工事例(緑化補強土壁)写真
  • 施工事例(緑化補強土壁)概要図
    施工事例(緑化補強土壁)概要図

10.施工方法

1.計画深度及び計画幅まで掘削後にFe石灰処理土をバックホウ等で投入
2.Fe石灰処理土をブルドーザ等で敷均し
3.Fe石灰処理土を振動ローラ等で転圧(状況に応じタイヤローラ等も採用)
4.Fe石灰処理土上部に構造物を設置
  • 1.計画深度及び計画幅まで掘削後にFe石灰処理土をバックホウ等で投入
    1.計画深度及び計画幅まで掘削後にFe石灰処理土をバックホウ等で投入
  • 2.Fe石灰処理土をブルドーザ等で敷均し
    2.Fe石灰処理土をブルドーザ等で敷均し
  • 3.Fe石灰処理土を振動ローラ等で転圧(状況に応じタイヤローラ等も採用)
    3.Fe石灰処理土を振動ローラ等で転圧(状況に応じタイヤローラ等も採用)
  • 4.Fe石灰処理土上部に構造物を設置
    4.Fe石灰処理土上部に構造物を設置
  • 遮水処理・軟弱地盤対策案(ポンプによる釜場処理)
    遮水処理・軟弱地盤対策案(ポンプによる釜場処理)
  • 遮水処理・軟弱地盤対策案(溝切りによる排水処理)
    遮水処理・軟弱地盤対策案(溝切りによる排水処理)
  • 遮水処理・軟弱地盤対策案(鋼矢板による遮水処理)
    遮水処理・軟弱地盤対策案(鋼矢板による遮水処理)

11.歩掛・単価等

【積算条件】
〇新技術
・Fe石灰処理土の1層最大施工厚が20cmのため、積算の工種は土工(路床盛土)で行う。
・Fe石灰処理土の数量431.4m3:(施工幅)3.55m×(施工深さ)0.90m×(施工延長)100m×(1+0.35)
(Fe石灰処理土のロス率=+0.35)
・Fe石灰処理土の土工量:319.5m3:(施工幅)3.55m×(施工深さ)0.90m×(施工延長)100m
・Fe石灰処理土のための残土運搬量:383.4m3:(施工幅)3.55m×(施工深さ)0.90m×(施工延長)100m×(土量変化率)1.2
・Fe石灰処理土の材料単価は、「見積単価」である。
・新技術は、工事1件ごとにFe石灰工法の品質管理費が下記のとおり別途必要となる。
1)施工面積が100m2未満の場合は0円
2)施工面積が100m2以上500m2未満の場合は30,000円
3)施工面積が500m2以上1,000m2未満の場合は50,000円
4)施工面積が1,000m2以上5,000m2未満の場合は60,000円
5)施工面積が5,000m2以上以上の場合は別途問い合わせのこと。
合計:3,629,274.06円/100m当り

〇従来技術
・セメント改良の施工量:515.0m2:(施工幅)5.15m×(施工延長)100m
合計:3,737,355.00円/100m当り

〇金額(労務費単価等)は令和2年4月の宮崎県を使用している。
  • 施工単価表(Fe石灰処理土)
    施工単価表(Fe石灰処理土)
  • 施工単価表(路床盛土)
    施工単価表(路床盛土)
  • 施工単価表(掘削)
    施工単価表(掘削)
  • 施工単価表(土砂等運搬)
    施工単価表(土砂等運搬)
  • 施工単価表(残土等処分)
    施工単価表(残土等処分)
  • 施工単価表(安定処理)
    施工単価表(安定処理)

12.適用条件

1.自然条件
降雨時(小雨は除く)の場合は施工できない。

2.現場条件
地下湧水が多く、ポンプなどによる排水が不可能な箇所以外

3.技術提供可能地域
宮崎県名全域

4.関係法令等
・環境基本法(平成5年・環境省)
・土壌汚染対策法(平成14年・環境省)
  • 濃度計量証明書(溶出試験)
    濃度計量証明書(溶出試験)
  • 濃度計量証明書(含有量試験)
    濃度計量証明書(含有量試験)

13.施工実績

発注機関県内件数県外件数
国、公団等02
地方自治体補助事業125
単独事業00
民間115

県内での主な施工実績

発注者工事名施工年度CORINS登録番号
高鍋土木事務所杉安高鍋線道路改良工事2011

県外での主な施工実績

発注者工事名施工年度CORINS登録番号
熊本県阿蘇地域振興局阿蘇三期地区農地集積加速化基盤整備事業第12号工事他合併20104005260368
熊本県阿蘇地域振興局阿蘇中部地区農道整備事業(広域道交)第2号工事他合併20104006429373
福岡市役所伊都土地区画整理事業86-2街区敷地整地工事20114008810407
熊本県阿蘇地域振興局阿蘇中部地区農道整備事業(広域道交)第1号工事他合併20114009849847
熊本県阿蘇地域振興局阿蘇中部地区農道整備事業(広域道交)第2号工事他合併20124009823914
長崎市役所平間・東地区31街区整地工事20154020109942
福岡市役所市道学園通線(田尻)道路改良工事(その3)20154024119975
宗像市役所東郷駅前線道路改良工事(その2)20154024962094
福岡市役所市道博多駅草ヶ江線(六本松交差点)電線共同溝建設工事(その2)20184033876823
福岡県田川県土整備事務所県道添田赤池線(糸田3工区)道路新設工事(1工区)20184036614918

14.施工者

一般の建設業者で施工可能

15.技術提供企業

技術の名称Fe石灰改良基礎工法

技術提供企業

代表
企業名担当部署担当者住所TELFAXE-mail
株式会社エフイ石灰技術研究所 営業設計課 庄嶋 芳卓 福岡県古賀市舞の里4-4-5 092-942-7011 092-944-2002 shojima@felime.jp
代表以外(県内企業)
企業名担当部署担当者住所TELFAXE-mail
代表以外(県外企業)
企業名担当部署担当者住所TELFAXE-mail

16.主な製造工場

製造工場名担当部署担当者住所TELFAXE-mail
矢野産業株式会社 田野砕石工場 山口一明 宮崎県宮崎市田野町甲7445-3 0985-86-0355 0985-86-0282 y.i.tano-plant@car.ocn.ne.jp
矢野産業株式会社 日向砕石工場 下山克洋 宮崎県日向市大字平岩8193 0982-57-1711 0982-57-1715 yanosangyokk@woody.ocn.ne.jp
大淀開発株式会社 資材営業課 中山伊知郎 宮崎県都城市上長飯町5427-1 0986-22-3362 0986-25-5914 sizai-eigyou@oyd.jp
株式会社大藤産業 首藤宝一郎 宮崎県延岡市川島町903 0982-30-1213 0982-30-1335 tomomi_syuto.ofuji@pure.ocn.ne.jp

17.主な原材料産地

原材料産地名取扱会社名担当部署担当者住所TELFAXE-mail

18.県内活用技術参考写真

技術の名称Fe石灰改良基礎工法
本技術は、擁壁等の構造物の基礎地盤をFe石灰処理層で構築することで直接基礎による設置を可能した技術であり、弾性的な支持地盤により構造物の設置による地盤のたわみ量や鉛直地盤反力度を許容値以下に低減させる。
  • 混合プラント(矢野産業(株)日向砕石工場)
    混合プラント(矢野産業(株)日向砕石工場)
  • 混合プラント(矢野産業(株)田野砕石工場)
    混合プラント(矢野産業(株)田野砕石工場)
  • 施工状況(杉安高鍋線道路改良工事)
    施工状況(杉安高鍋線道路改良工事)
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